1.3 規格
1.3.7 マイクロ波プリセレクタバイパスオプション(MS2692A-067/167)
マイクロ波プリセレクタバイパスオプションを搭載したときの規格は,表1.3.7-1のと おりです。
表1.3.7-1 マイクロ波プリセレクタバイパスオプション規格
項目 規格値
振幅
機能概要 プリセレクタをバイパスし,RF周波数特性,帯域内周波数特性を改善します。
イメージレスポンス除去フィルタをバイパスすることによりイメージレスポンスを除 去できないため,スプリアス測定には不適です。
MS2692A-003/103/008/108との同時搭載はできません。
周波数
周波数範囲 6 GHz~26.5 GHz 振幅
RF周波数特性 18~28°C,CAL実行後,入力アッテネータ=10 dB,Microwave Preselector Bypass = ONにて
±1.0 dB(6 GHz≦周波数≦13.5 GHz)
±1.5 dB(13.5 GHz<周波数≦26.5 GHz)
18~28°C,CAL実行後,入力アッテネータ=10 dB,Microwave Preselector Bypass = OFFにて
表1.3.2-1 を参照してください。
表示平均雑音レベル 18~28°C,Detector=Sample,VBW=1 Hz(Video Average),入力アッテ ネータ0 dBにおいて,Microwave Preselector Bypass=ON/OFFともに 周波数<6 GHzの規格は,MS2692A-067/167未搭載時と同じです。
表1.3.2-3 スペクトラムアナライザ機能規格表: 表示平均雑音レベル参照 6 GHz≦周波数<10 GHz –146[dBm/Hz]
10 GHz≦周波数≦13.5 GHz –145[dBm/Hz]
13.5 GHz<周波数≦20 GHz –142[dBm/Hz]
20 GHz<周波数≦26.5 GHz –138[dBm/Hz]
イメージレスポンス Microwave Preselector Bypass = OFFにて
≦–60 dBc(6 GHz<周波数≦26.5 GHz)
1.3.8 解析帯域幅拡張(MS269xA-077/177)
解析帯域幅拡張オプションを搭載したときの規格は,表1.3.8-1のとおりです。
規格は,一定の周囲温度でウォームアップ30分後の値です。また,Typ.値は参考 データであり,規格としては保証していません。
表1.3.8-1 解析帯域幅拡張オプション規格
項目 規格値
機能 機能概要
シグナルアナライザモードにおいて,解析帯域幅を62.5 MHzまで拡張します。
帯域幅
範囲 標準の取得解析帯域幅に加えて,下記の帯域幅が追加される。
50 MHz,62.5 MHz サンプリングレート
範囲 帯域幅 >31.25 MHz設定時 100 MHz
取得時間(Capture Time) Capture Time Length
帯域幅 >31.25 MHz設定時 取得時間長を設定
最小取得時間長:1 µs (解析帯域幅に応じて決定)
最大取得時間長:500 ms 分解能帯域幅(RBW)
設定範囲 選択度
帯域幅 >31.25 MHz設定時 3 kHz~3 MHz(1-3シーケンス)
(–60 dB/–3 dB) 4.5:1,公称値
ADC分解能 14 bits
周波数
周波数範囲 MS2692A-067/167未搭載,帯域幅>31.25 MHz設定時 100 MHz~6 GHz
MS2692A-067/167搭載,帯域幅>31.25 MHz設定時 100 MHz~26.5 GHz
1
概 要
表1.3.8-1 解析帯域幅拡張オプション規格(続き)
項目 規格値
振幅
表示平均雑音レベル 18~28°Cにおいて,入力アッテネータ0 dB
(MS269xA-008/108未搭載またはプリアンプ=OFF時)
100 MHz≦周波数<2.2 GHz –147[dBm/Hz] 2.2 GHz≦周波数<4 GHz –145[dBm/Hz] 4 GHz≦周波数≦6 GHz –143[dBm/Hz]
(Frequency Band Mode:Normal) 18~28°Cにおいて,入力アッテネータ0 dB
(MS269xA-008/108搭載でプリアンプ=ON時)
100 MHz≦周波数<2.2 GHz –160[dBm/Hz] 2.2 GHz≦周波数<4 GHz –158[dBm/Hz] 4 GHz≦周波数≦6 GHz –154[dBm/Hz]
(Frequency Band Mode:Normal) 18~28°Cにおいて,入力アッテネータ0 dB
(MS2692A-067/167搭載,Microwave Preselector Bypass=ON時)
6 GHz<周波数<10 GHz –140[dBm/Hz] 10 GHz≦周波数≦13.5 GHz –136[dBm/Hz] 13.5 GHz<周波数≦20 GHz –133[dBm/Hz] 20 GHz<周波数≦26.5 GHz –129[dBm/Hz]
表1.3.8-1 解析帯域幅拡張オプション規格(続き)
項目 規格値
絶対振幅確度 18~28°Cにおいて,CAL実行後,入力アッテネータ≧10 dB,ミキサ入力レベ ル≦0 dBm,RBW=Auto,Time Detection=Average,Marker Result = IntegrationまたはPeak(Accuracy),中心周波数,CWにおいて
(MS269xA-008/108未搭載またはプリアンプ=OFF時)
帯域幅 >31.25 MHz設定時 ノイズフロアの影響を除く ±0.5 dB
(100 MHz≦周波数≦6 GHz,Frequency Band Mode:Normal)
絶対振幅確度はRF周波数特性,直線性誤差,入力アッテネータ切換誤差の2 乗平方和(RSS)誤差から求める。
18~28°Cにおいて,CAL実行後,入力アッテネータ≧10 dB,ミキサ入力レベ ル≦0 dBm,RBW=Auto,Time Detection=Average,Marker Result = IntegrationまたはPeak(Accuracy),中心周波数,CWにおいて
(MS269xA-008/108未搭載またはプリアンプ=ON時)
帯域幅 >31.25 MHz設定時 ノイズフロアの影響を除く ±1.0 dB
(100 MHz≦周波数≦6 GHz,Frequency Band Mode:Normal)
絶対振幅確度はRF周波数特性,直線性誤差,入力アッテネータ切換誤差の2 乗平方和(RSS)誤差から求める。
18~28°Cにおいて,CAL実行後,入力アッテネータ≧10 dB,ミキサ入力レベ ル≦0 dBm,RBW=Auto,Time Detection=Average,Marker Result = IntegrationまたはPeak(Accuracy),中心周波数,CWにおいて
(MS2692A-067/167搭載,Microwave Preselector Bypass=ON時)
帯域幅 >31.25 MHz設定時 ノイズフロアの影響を除く ±1.8 dB
(6 GHz≦周波数≦13.5 GHz,Frequency Band Mode:Normal) ±3.0 dB
(13.5 GHz≦周波数≦26.5 GHz)
絶対振幅確度はRF周波数特性,直線性誤差,入力アッテネータ切換誤差の2 乗平方和(RSS)誤差から求める。
直線性誤差 ノイズフロアの影響を除く
(MS269xA-008/108未搭載またはプリアンプ=OFF時)
±0.07 dB(ミキサ入力レベル≦–20 dBm)
±0.10 dB(ミキサ入力レベル≦–10 dBm)
±0.30 dB(ミキサ入力レベル≦0 dBm,周波数≦6 GHz)
(Frequency Band Mode:Normal) ノイズフロアの影響を除く
(MS269xA-008/108搭載でプリアンプ=ON時)
±0.07 dB(プリアンプ入力レベル≦–40 dBm)
±0.10 dB(プリアンプ入力レベル≦–30 dBm)
±0.50 dB(プリアンプ入力レベル≦–20 dBm)
(Frequency Band Mode:Normal)
1
概 要
表1.3.8-1 解析帯域幅拡張オプション規格(続き)
項目 規格値
RF周波数特性 18~28°Cにおいて,CAL実行後,入力アッテネータ=10 dB
(MS269xA-008/108未搭載またはプリアンプ=OFF時)
±0.35 dB
(100 MHz≦周波数≦6 GHz,Frequency Band Mode:Normal) 18~28°Cにおいて,CAL実行後,入力アッテネータ=10 dB
(MS269xA-008/108搭載でプリアンプ=ON時)
±0.65 dB
(100 MHz≦周波数≦6 GHz,Frequency Band Mode:Normal) 18~28°Cにおいて,CAL実行後,入力アッテネータ=10 dB
(MS2692A-067/167搭載,Microwave Preselector Bypass=ON時)
±1.0 dB
(6 GHz<周波数≦13.5 GHz) ±1.5 dB
(13.5 GHz<周波数≦26.5 GHz)
1.3.9 解析帯域幅拡張(MS269xA-078/178)
解析帯域幅拡張オプションを搭載したときの規格は,表1.3.9-1のとおりです。
規格は,一定の周囲温度でウォームアップ30分後の値です。また,Typ.値は参考 データであり,規格としては保証していません。
表1.3.9-1 解析帯域幅拡張オプション規格
項目 規格値
機能 機能概要
シグナルアナライザモードにおいて,解析帯域幅を125 MHzまで拡張します。
本オプションを搭載するには,MS269xA-077/177が必要です。
帯域幅
範囲 標準の取得解析帯域幅に加えて,下記の帯域幅が追加される。
50 MHz,62.5 MHz,100 MHz,125 MHz サンプリングレート
範囲 帯域幅 >31.25 MHz設定時
100 MHz,200 MHz (解析帯域幅に応じて決定)
取得時間(Capture Time) Capture Time Length
帯域幅 >31.25 MHz設定時 取得時間長を設定
最小取得時間長:500 ns~1 µs (解析帯域幅に応じて決定)
最大取得時間長:500 ms 分解能帯域幅(RBW)
設定範囲 選択度
帯域幅 >31.25 MHz設定時 3 kHz~10 MHz(1-3シーケンス)
(–60 dB/–3 dB) 4.5:1,公称値
ADC分解能 14 bits
周波数
周波数範囲 表1.3.8-1を参照してください。
振幅
表示平均雑音レベル 表1.3.8-1を参照してください。
絶対振幅確度 表1.3.8-1を参照してください。
直線性誤差 表1.3.8-1を参照してください。
RF周波数特性 表1.3.8-1を参照してください。
2
お 使 い に な る 前 に
この章では,本器をお使いになる前にあらかじめ知っておくべき事柄を説明します。
ご使用中の安全や,故障を避けるための注意事項についても記載しているので,
必ず一度は参照してください。
2.1 持ち運びについて ... 2-2 2.2 設置場所について ... 2-3 2.2.1 設置の向き ... 2-3 2.2.2 ファンからの距離 ... 2-4 2.2.3 設置場所の条件 ... 2-4 2.3 使用前の確認 ... 2-5 2.3.1 安全保護ラベル ... 2-5
2.3.2 RF Inputへの入力レベルおよび
(ベクトル信号発生器追加時の)
逆電力について ... 2-5 2.3.3 静電気について ... 2-6
2.3.4 入力コネクタおよび
(ベクトル信号発生器追加時の)
SG Outputコネクタの取り扱い上の注意 ... 2-8
2.3.5 USBメモリ ... 2-8 2.4 電源と接続する ... 2-9 2.4.1 電源電圧を確認する ... 2-9 2.4.2 電源コードを接続する ... 2-9